10月7日〜8日の土日は十勝ばん馬まつりに出演させて頂きました。
今回は基本、ステージではなくまさかのテーブルホッピング。会場のテーブルで休んでいるお客様を回ってマジックを披露していきました。
さりげなくテーブルに歩み寄ってテーブルの下の何かを拾うふりをして、「落としてましたよ」と言って相手が手を出したら鼻先で消すというアプローチで、テーブルの皆を日常から非日常へと一気に引き込みます。
主催からは「休みながらやってくださいね」と言われてましたが、出演料をいただいているからには常にベストを尽くすのがプロというもの。家族連れを中心に次々に驚きと笑顔を作っていきました。
外国人のお客様も多くいらっしゃり、英語でもパフォーマンスさせていただきました。こちらもめちゃくちゃ盛り上がりましたね。
最初は「なぜステージではなくてテーブル?」と思いましたが、そこには意外な理由がありました。2日目にわかったことですが、今回のイベントの実行副委員長が以前に行きつけのバーでたまたま私のマジックを観たことがあり、今回出演者候補リストの中に私の名前を見つけて「この人は絶対入れる」と即決してくれたそうです。そして「自分があのとき体験した感動を来場者にそのまま伝えたい」という想いで、あえてステージではなくテーブルホッピングという形となったそうです。嬉しいですね。
結果は大盛況。主催の想いと演者側の気持ちで、驚きと笑顔の輪が繋がっていく感覚はとても感動的でした。
釧路や襟裳など、帯広意外の方も会いに来てくれて、とても嬉しかったですね。
1日目が終わって、その実行副委員長と飲んでいるときに、上記の裏話を聞いた際「スペさんはステージよりもテーブルのイメージですよね」と言われたので、「ステージもオススメですよ。2日目はステージマジックでも会場を盛り上げましょう!」と急遽15分ほどのステージセットもやることになりました(笑笑
もちろん、ステージも大いに盛り上がりました。
ステージが終わったあと、控えで片付けをしていると小学校低学年くらいの男の子がウロウロチラチラしていたので、どうしたのか尋ねると「目の前でマジックを見せてくれませんか?」とのこと。リクエストに応えて輪ゴムで2分間ほどのルーティンを演じてあげると、「うわぁ、すごい!」ととてもキラキラした表情で夢中で楽しみ、「ありがとうございました!」とお祭り会場に戻っていきました。
控えに戻ってステージの片付けをしているとしばらくして同じ子が控えの入り口に戻ってきて、「今日はすごいマジックを見せていただいてありがとうございました」とペコリと頭を下げて帰っていきました。わざわざ感謝を述べるために、帰りに寄ってくれたんですね。自分がその子にとっての「魔法の原体験」になれたことを感じて、とても嬉しい気持ちになりました。
終わったあと、打ち上げにも合流させていただき、主催の方々と一緒に盛り上がりました。私のパフォーマンスは実行委員会の皆さんからもかなり好評で、これからも関わっていけそうな感じです。
今後もどんどん盛り上げていきたいですね。